北海道社会学会 Hokkaido Sociological Association

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会長挨拶


北海道社会学会会長就任にあたって
             小内 純子

 今期の会長をお引き受けすることになりました札幌学院大学の小内純子です。2年間よろしくお願い致します。

 私と北海道社会学会との関わりは長く、初めて学会で報告したのは1981年の第29回大会までさかのぼります。大学院の修士課程に入学した年であり、卒業論文を元にした報告でした。当時は大学院生が少なく、毎年報告することが義務のような感じで、その後も度々報告した(させられた)ように記憶しています。年配の先生方の前で緊張しながら報告したことがつい先日のように思い起こされます。その自分がまさか北海道社会学会の会長になる日が来ようとは夢にも思いませんでした。重責ではありますが、育てて頂いたことに感謝しつつ、2年間頑張りたいと思います。

 会長に就任するにあたり、改めて地方学会の担う役割について考えてみました。1つは、私がそうであったように、若い研究者が研究のスタート時点で研鑽を積む貴重な機会になっています。よく知った面々の前での報告は、緊張感と安心感が入り混じった独特の雰囲気に包まれます。最近の若手研究者をめぐる研究や就職の条件は厳しさを増している感がありますが、その荒波を乗り越え研究者への道を確かなものにするために、学会という場を大いに利用して武者修行を積んでほしいと思います。

 もう1つは、北海道という地域のために貢献するという役割です。昨年5月に出された「増田レポート」で2040年に北海道の8割の自治体は消滅可能性があると指摘されました。このような状況を考えると、学会の役割は益々重要になってきています。このショック・ドクトリンに対して、様々な研究分野から見解や政策を提示していく必要があり、学会がそうしたことを議論し、深めていく場であってほしいと思います。その点からみて今回の学会大会で取り組まれたエクスカーションやシンポジウムはとても有意義なものでした。

 以上の期待に応えることはそう簡単ではありませんが、北海道社会学会には2つの強味があると感じています。1つは、北海道を離れた会員の方も、会員を継続し、大会に参加し、積極的に学会報告をして下さることです。さらに、もう1つ世間では後期高齢者と言われる年齢の方たちが、なお現役でばりばりと活躍されているということです。あくなき情熱を傾けて研究に取り組む姿勢は、我々下の世代にとって大きな刺激となっています。このようなお手本があることは、本当に幸せなことだと思います。道内・道外の会員、若手・中堅・熟年・ベテランの会員がそれぞれの持ち味を生かし、活気ある学会活動が展開されることを望みます。皆様、ご協力のほどよろしくお願い致します。