北海道社会学会 Hokkaido Sociological Association

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会長挨拶


北海道社会学会会長就任にあたって
             平沢 和司

 北海道社会学会は、1951年に創設され、毎年6月に道内の大学で学会大会を開催しています。機関誌は1988年に『現代社会学研究』を創刊して以来、毎年1巻ずつ刊行し、今年30巻を数えるに至りました。会員数は130名程度と小ぶりですが、会員は道内のみならず全国におられます。

 私事にわたって恐縮ですが、私が本学会に入会したのは1986年、はじめて発表したのは1989年の第37回大会です。爾来、30年余。この度どういう偶然か会長に選出されました。

 この間、毎年の学会大会には参加してきましたが、私はかならずしも熱心な会員ではありませんでした。今日の社会学の研究者コミュニティーは分野別に構成されており、口頭・論文発表は全国規模の専門学会や研究会でするもの、との思いが強いからです。

 ただし、近年は少し考えが変わってきました。自らの専門分野や方法論以外でどのような議論がなされているのか、聞きたくなってきたのです。自分の視野の狭さにようやく気づいたのかもしれません。それには多くの分野の研究者が揃っていて、かつ大会で同時進行する部会が多くても2つ程度の本学会が最適です。同じ道内にいながらふだんは会う機会のない研究者が問題意識を共有していることに気づくなど、意外な発見があって素直に楽しいと思えるようになりました。

 もっともそれは私の個人的な感想ですが、他の教員の方々にとっても、研究・教育の水準を維持向上させるための情報交換の場として、本学会を利用していただけるのではないでしょうか。多くの大学で社会学のポストが減少する今日、その役割はむしろ高まっているように思えます。

 さらにもうひとつ地方学会の重要な役割として、若手研究者の育成があります。大学院生のみなさんは、はじめての学会発表や論文投稿の場として、またほかの大学の先生がたと出会う場として、ぜひ本学会を有効に活用してください。多くの先生がたから助言をいただけることを願っています。

 最後に、会員にとっての本学会の価値を高めるために、学会大会の企画、機関誌の特集・査読、学会運営のあり方などについて、忌憚のないご意見を各委員や役員にお寄せください。お願いごとばかりですが、2年間どうかよろしくお願いいたします。